[コピペで完成]研究室訪問・見学前の打診&お礼メールの書き方

学生生活
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研究室は非常に濃い人間関係で成り立っています.

大学教員は研究室のボスであると同時に人間ですから,学生への好き嫌いが当然起こり得ます.

私自身,大学院博士課程を終えるまでに多くの大学教員をコミュニケーションを取ってきましたが,

「あいつは人間ができてるけど,あいつは無礼だ」などの話をよく聞きました.

研究室における人間関係の一歩は研究室に配属される前から始まっています

配属前から指導教員に好きになってもらおうと媚びる必要はありませんが,

研究室配属や見学に関わる打診やお礼においては無難にこなしておきましょう.

この記事では,研究室配属に関わる打診やお礼のメールがコピペで完成するようにできています

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研究室訪問の手順

研究室訪問は以下のようなプロセスで行われるのが一般的です.

研究室の指導教員への訪問の打診と日程調整連絡

日程調整

訪問実施

お礼の連絡

今回の記事では,訪問前の打診および日程調整メールの書き方について解説します.

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研究室訪問はいつ行くべきか

大学や学部から期間について指示がある場合は,必ずそれに従ってください.

もし期間について指示がない場合は,以下のパターンがあり得ます.

閑散期狙い

まず,1月中旬から2月中旬にかけて,研究室は卒業論文や修士論文関連の仕事で大忙しです.

指導教員も学生も忙しいので,繁忙期は研究室見学に来る学生に対してやや雑な対応をしてしまう可能性があります.

研究室見学は,指導教員や学生とのコミュニケーションが重要ですから,閑散期に伺うのが良いでしょう.

一番のオススメは,12月もしくは2月後半,次に3月が良いでしょう

繁忙期狙い

上の閑散期狙いで解説したように,1月中旬から2月中旬にかけて,研究室は卒業論文や修士論文関連の仕事で大忙しです.

この期間にあえて研究室訪問を行うことで,研究室のリアルな一面を見ることができる可能性があります.

忙しいほど人間は本音や本質が出ることが多々あるので,その研究室の本当の一面を見ることができるかもしれません.

しかし一方で,学生や指導教員からの対応がやや雑になったり,訪問を断れる可能性があるデメリットがあります.

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[コピペ推奨] 研究室訪問前の打診および日程調整メールの書き方

見本

早速,メールの見本を見てみましょう.

お互いの時間節約の観点から,メールのやり取りはなるべく少ない方が良いので,訪問の打診と日程調整の依頼を同時に行ってしまいましょう.

このメールを送れば,研究室訪問を行うことに対する教員からの承認日程の候補を得ることができます.

赤色の部分を自分の状況にあうように変更してください

メールのタイトル研究室訪問のお願い (あなたのフルネーム)
本文△△教授(or 准教授 or 助教)
○○学部 □□年 (フルネーム)と申します。
突然のご連絡失礼致します。
私は貴研究室へ配属希望を出すことを検討しております。
そこで、貴研究室についてお話を伺いたく、
研究室訪問をさせていただきたいと考えております。
お忙しい中大変申し訳ありませんが、
△△教授のご都合の良い日と時間を教えていただけますか。
上記よろしくお願い致します。

(あなたの苗字)

解説

・メールのタイトル

メールのタイトルは必ず入れましょう.

大学の教員のもとには,学内の事務から論文の査読依頼まで,様々な人から1日あたり数十から数百のメールが届きます.

その中で,必ず読んでもらうためには,タイトルを読めばメールの中身が大体わかるようにしておかなれけばいけません.

また,検索性も重要です.後から「あれ,○○君の研究室訪問っていつだっけな」となった時に,検索すればあなたからのメールがすぐ出てくるように,研究室訪問というワードとあなたの名前は必須でしょう.

・△△ 教授という宛先とその後にあなたの名前を名乗ること

メールの出だしに相手の名前を書くことと,自分の名前+所属を書くことは常に癖づけておきましょう.

指導教員からのメールへの返信

先ほど送った打診と日程調整メールに対して,以下のような返信がきたとしましょう.

メールのタイトルRe : 研究室訪問のお願い 田中太郎
本文田中君

海洋船舶研究室 鈴木です.
研究室訪問の件,承知しました.
私は,2/24の午後,2/26の15時以降,2/28の午前なら空いています.
都合の良い時間を知らせてください.

鈴木

これに対するあなたのメールの返信は以下のようなものが良いでしょう.

メールのタイトルRe : Re : 研究室訪問のお願い 田中太郎
本文鈴木教授

ご返答ありがとうございます。
では、2/26の16時からお願いいたします。
また、可能であれば,研究室の諸先輩方にも
お話を伺いたいと考えております。
先輩方の中でご都合よろしい方がおられましたら、
少しの時間でも良いので、在席していただくよう伝えていただけますか。
よろしくお願い致します。

田中

上の例では,希望の日程を伝えると同時に,研究室の諸先輩方の在席も依頼しています.

もし必要なければ削除しても構いませんが,研究室の先輩から話を聞くことは

とても重要です.

研究室の先輩方は,指導を受ける立場として研究室をよく俯瞰できています.

彼らから話を聞くことは,研究室選びにとってとても重要です.

詳しくは,以下の記事で解説されています.

ところで,上のメールの例では,教員からのメールに以下のような文言がありました.

「私は,2/24の午後,2/26の15時以降,2/28の午前なら空いています.」

この時,例えば2/24の19時からや2/28の8時から研究室訪問をお願いしても良いのでしょうか.

結論を言うと,これは避けた方がよいでしょう.

常識の範囲内で言えば,研究室訪問の時間は大学の授業が行われる時間の範囲内にするのがよいでしょう.

研究室訪問後のお礼メール

研究室訪問後のお礼メールは必ずしも送る必要はありません.

研究室訪問の際に,十分にお礼が言えていれば問題ありません.

ただし,お礼を言い忘れていたり,不安を感じる場合はお礼メールを送ってもよいでしょう.

見本

早速,お礼メールの見本を見てみましょう.

ここでは,新たにメールにタイトルをつけて送っていますが,以前送った訪問依頼のメールに返信する形でも良いでしょう.

赤色の部分を自分の状況にあうように変更してください

メールのタイトル研究室訪問のお礼 (あなたのフルネーム)
本文△△教授(or 准教授 or 助教)

○○学部 □□年 (フルネーム)と申します。
先日は,お忙しい中、研究室訪問のお時間をいただきありがとうございました。
研究室訪問によって、貴研究室への理解が一層深まりました。
△△教授や先輩方から教えていただいた研究内容等を自分の興味や将来と
照らし合わせ、悔いのない研究室選びを行いたいと考えています。
また別の機会にご相談することもあるかと存じますが、
その際にはお力添えいただければ幸いです。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

(あなたの苗字)

解説

このメールは,あなたの研究室に入りたい!と明言はせず,かなり無難に仕上げています

というのも,ほとんどの人は複数の研究室の候補があり,迷っていると思います.

その際に,「貴研究室へ入りたい気持ちがますます強くなりました」などと書いてしまうと,

むしろ相手に不要な期待をさせてしまうかもしれません.

そのような理由から,不必要に期待させることのない文章を例にあげました.

もし,その研究室に入りたい!と強く思うのであれば,その気持ちをメールに入れてもよいでしょう.

研究室訪問の際の服装と持ち物

服装

服装に関しては,スウェットやヒール靴などは避けましょう

研究室見学の際に,実験室を案内してもらえるかもしれません.

一般的に,実験室は安全上の観点からスウェットやヒール靴などは推奨されません.

普段着で問題ありませんが,安全上問題のありそうな服装は避けましょう.

持ち物

筆記用具とノートは持っていくとよいでしょう.

研究室に関する様々なことを教えてもらえるでしょうから,メモを取っておいてあとでその内容を吟味してください.

また,そのノートに質問事項などもメモしておくとよいでしょう.

手土産は必要か?

研究室訪問に手土産は必要ありません

研究室における研究活動は授業の一環です.

あなたが,大学の授業の際に手土産を持っていかないのと同じです.

ただし,例外があります.

それは,他の大学の研究室に訪問を行う例です.

もしあなたが,今大学4年生で,大学院から別の大学の研究室に移ろうとしている場合,

他の大学の研究室を訪問することになるでしょう.

その場合,その研究室の教員はあなたの訪問を対応するのは授業の一環ではありません.

必ず必要というわけではありませんが,学生にとって無理のない値段の範囲内(1000 – 1500円)で手土産を持っていくのが無難でしょう.

研究室訪問では何を質問すれば良いのか

研究室訪問の際には,質問を考えておくことを強くお勧めします.

研究室訪問は,その研究室の実態について生の声を聞けるチャンスです.

ただし,あなたが研究室に何を求めるのかによって聞くべき項目は変わります

大学卒業後も研究者になりたいのか,または楽に研究室を卒業したいだけなのか,
それらによって聞くべき内容は変わります.

メールではなく,直接研究室訪問の依頼をする場合

研究室訪問の打診は,直接教員の部屋を訪ねて行っても構いません.

服装

基本的には,訪ねた日に日程の調整をし,後日研究室訪問を改めて行うことになるでしょう.

しかし,もし教員の都合が良ければ,その場で研究室訪問が開始される例もあります.

そのような理由から,仮に研究室訪問が始まっても良いように服装等に注意しましょう.

実験室に入る可能性もあるので,スウェットやヒール靴はNGです.

部屋の入り方,話す内容

教員の部屋に入るときには,ノックを3回行い,「○○学部○○年の○○です」と名乗るようにしましょう.

部屋に入ったら,「失礼します」と言ったあと「研究室の訪問のお時間をいただきたいので,日程の調整をしてもらえますか」と端的に目的をつげればよいでしょう.

最後に

必要以上に緊張する必要はありません.

大学教員は基本的には寛容で面白い人が多いですし,相手が学生であればなおさら容赦してくれます.

この記事で述べたことを参考に連絡してみてください.

最後に伝えたいことがあります.

ここでは,「教員からあなたへの評価」をマイナスにしないための最低限のふるまいをお伝えしましたが,一方でメールのやりとり等は「あなたが教員を評価」する場でもあります.

もし教員が何かしら問題のある人である場合,メールのやりとりなどで垣間見える可能性もあります.

色々な研究室への訪問を行い,同時に色々な教員の方々とのメールのやりとりや部屋訪問をしてみてください.

意外と,その教員の人間性が垣間見えたりして面白いですよ!

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